Unityを利用した3Dモデル共有システムの開発
Unity
BIM/CIM対応3Dモデリング
BIM/CIM対応3Dモデリング

開発経緯:3次元データの「誰にでも」「簡単に」「分かりやすい」共有方法は何かを求め

近年、建設業/建築業では国土交通省が主体となり生産性向上を目的とした3次元データの活用が推し進められています。
しかしながら、導入/対応のハードルは決して低くなく「高額な設備投資」「敬遠されがちな業種による人材不足」「社員の変化への抵抗感」「導入してみたものの使いこなせない」など多くの課題があり、軌道に乗るまでの道は困難と言えます。

それでも対応しない訳にはいかず、手探りながら担当者を選任し、先駆けの企業と情報交換や手を組みながら徐々に対応していくのが最も多いパターンではないでしょうか?
弊社も同様の経験をし試行錯誤を繰り返し続け、主な障壁の要素を以下の通り3つに分類しました。

  • ■3次元データの共有方法が分かりにくい
    ┗現状、3次元データの共有方法は3つに大別されます。「閲覧する為の専用のソフトをインストール」「自己解凍タイプのexeファイルをダウンロード」「web上にあるデータを見に行く」。PC操作に慣れている分には問題ありませんが、ソフトのインストール・ダウンロード等は使用者の障壁となります。また、ID/パスワードやメールアドレスの登録を促されたりなど、ただデータを見たいだけの使用者にストレスを与える構造となっているのも問題点です。
  • ■3次元データを共有しても操作方法が分かりにくすぎる
    ┗共有しても操作方法が独特過ぎて思い通りに動かせないことも少なくありません。また、メーカーのソフトにより共有方法や操作方法が異なってしまうので、使用者に経験を求められるのもマイナスな点です。
    ┗結果としてつくったものを「活かす」ことができずに「面倒なもの」という意識だけが率先してしまいます。
    ※例)モデルを移動・回転させるだけでも「マウス左ドラッグ」「マウス右ドラッグ」「マウスホイールドラッグ」「マウスとshiftの同時押し」等があります。「特にドラッグ」はPCの経験があったとしても発想に至りにくいでしょう。
  • ■3次元データを存分に活かせている気がしない
    ┗目的が「3次元データをつくること」にすり替わってしまっており、その3次元データを「どう活かすか?」から逸れてしまうことがあります。
    ┗「役所へのプレゼン用」「干渉チェック用」「設計シミュレーション用」「工期計画と現実の比較用」など用途を予め定めておき「見せるべき箇所」を選定することが重要です。

従来の3Dモデル共有システム課題
従来の3Dモデル共有システム課題

まとめ:今後の業界の流れと弊社開発システムの提供について

国土交通省が主体となって進めていることから、今後ますます3次元データを用いた工事が増加していきますが、中小企業までの浸透はまだまだ時間がかかり、導入に至った後も真の意味で「活用」されるには更なる時間と試行錯誤が必要となるでしょう。

弊社では自社で体験した試行錯誤を元に、これから3次元データに対応する企業様、現在有効な活用方法を見いだせていない企業様のサポートを積極的に行うことを企業目標としています。もし同様のお悩みをお持ちの方は是非ご遠慮なくお問い合わせください。

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